ビールの起源
ビールづくりに関する最古の記録は、紀元前3000年頃のメソポタミアのシュメール人が残した
モニュマン・ブルー(醸造の記念碑)粘土板です。なのでこれよりも前からビールを醸造していたと考えられます。
発酵された穀物から作られた飲み物の存在を裏付ける最古の証拠は、中国の湖南省で見つかった
紀元前7000前頃にされる陶器片に付着した残留物があります。
ざっと9000年ぐらい前からビールが飲まれてたと思うと驚きですね!
いかに人類に身近な飲み物かがわかります。
モニュマン・ブルー(醸造の記念碑)に記録された製造方法
①麦を発芽させ麦芽を作り、乾燥させてから粉にする
②できた粉からバッピル(ビールブレット)と呼ばれるパンを焼く
③パンを砕き水を混ぜて固形物を取り除く
④残った液体が野生酵母により自然発酵してビールが出来上がる
引用元:日本ビール文化研究会(2014年)『改訂版 日本ビール検定』発行所 実業之日本社(90ページ)
製造方法だけ見てもさっぱりイメージがわきませんね(´;ω;`)
もちろんろ過したりはされてないので、麦の殻が入っていたりして殻皮や不純物をストローでよけて吸っていたみたいです
現代のビールを知る人からすれば激マズのシロモノなのは間違いないでしょう(笑)
飲む以外の使い方
飲む以外の使い方もいろいろあったようで、薬草や蜂蜜と混ぜて滋養食品にしたり(薬草などを混ぜるのは酸化を遅らせる又はごまかすためという説もある)
賃金の代わりの現物支給にしたり、製造途中にできるバッピル(ビールブレット)を携行食代わりに持ち歩いたりしていたみたいです
また宗教的な側面もあったようで、現在でも古式ビールを飲むときに儀式を行う種族も要るみたいです。
儀式を通じて、神への感謝を捧げるみたいです。
まとめ
・約9000年ほど前からビールの製造が行われていたこと。
・パンにしてから水と混ぜたりと製造方法も現代とは違う。
・飲む以外に滋養食品や賃金代わりの現物支給やパンの状態で携帯食にしていた。
・宗教儀式にも使われていた。
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